【剣盾S4】キッスに懸ける絢辻さん【最終359位・2005】
プリキュアを視聴し始めてから用事の無い日曜でも早起きするようになり、QOLの高まりを感じています。たくらふです。
S4お疲れさまでした。ラプラスを筆頭にキョダイマックスポケモンや、アローラ御三家などのポケモンHOME組が解禁されたり、最終日に切断バグが拡散されるなど激動のシーズンでしたね(なぜツイートするのをもう1日待てなかったのだろう...)。そんなS4で使った構築の記事になります。
最終順位359位
順位の価値観は人それぞれかと思いますが、多くの方はしょっぱい順位だなとお思いかと察します。私的にも満足な結果ではありませんが、来期以降は就活であまり潜れそうにないので書き留めておきます。以下常体。
目次
† 構築経緯・コンセプト †
(前半は大した内容じゃない上にポケモンと関係ないゲームの話もするので読み飛ばしてもらっても構いません。)
S1に†某有名強者†さんの動画に出演させて頂いたのだが、その動画にこのようなコメントがついていた。
あやつじさんなのにモルペコおらんやん
補足説明をすると、あやつじさんとは2009年にエンターブレインから発売された、PlayStation 2用恋愛シミュレーションゲームソフト「アマガミ」のヒロインである絢辻詞(あやつじつかさ CV:名塚佳織)さんのこと。表向きは品行方正、才色兼備な優等生なのだが実は... というお方。「絢辻さんは裏表のない素敵な人です」というフレーズはあまりにも有名。
私のTNあやつじはこの方から来ており、いまだにニコニコ動画を見てるような熟練のオタクには当たり前のようにそれが伝わっていた。
つまり「あやつじさんなのにモルペコおらんやん」というのは「二面性を持つという点で絢辻さんとモルペコは共通してるから、あやつじを名乗るならモルペコ使うべきだ」という至極真っ当で的確なご意見である。
ということで絢辻さん枠としてモルペコを採用。
2匹目に、「化けの皮を被ってる」という共通点があるため、ミミッキュも第2の絢辻さん枠として採用。
3匹目に、前に育成だけしてたウオノラゴンのニックネームが「アマガミ*」だったため採用。
残りの3匹はいろいろ試したが、使ってみて性能が抜きんでてると感じたトゲキッスを採用し、あとの2匹はサポート役のカバルドンとタイプ:ヌルを採用し構築が完成した。
パーティコンセプトは、「何が何でもキッスを通す」。キッス以外の5匹はキッスの障害となる敵を倒すor削ることに尽力してもらう。最初に採用した3匹は悲しいかな軸にできなかった。採用理由があんななので許してください。
† 個体紹介 †
モルペコ
特性・・・はらぺこスイッチ
性格・・・ようき
(ようきだと絢辻さんのイメージに合わないため、いじっぱり個体で厳選したものにミントを使用)
実数値・・・133-147(252)-79(4)-x-78-163(252)
持ち物・・・きあいのタスキ
構成技・・・オーラぐるま いかりのまえば ちょうはつ まもる
絢辻さん枠1。時間操作して10月8日(絢辻さんの誕生日)生まれになるよう厳選した。
初速でドリュウズ、ミミッキュを抜ける最速を推奨。ただ意地っ張りにすると無振りウオノラゴンやH252FCロトムが オーラぐるま で確2になるという利点もある。
持ち物は対面性能を確保するタスキ。
技は専用壊れ技の オーラぐるま は確定(ちなみに オーラぐるまは 非接触技)、有利体面での交換読みや、キッスの攻撃圏内に押し込むための いかりのまえば、展開阻止・受けポケ崩しのための ちょうはつ、フォルムチェンジのために まもる を採用。他にも すてゼリフ、タネばくだん、ねこだまし 等有力な候補が多い。ちなみに ほっぺすりすり、じゃれつく、あまえる は覚えない。これだけの愛らしさを持ちながら人に一切媚びない、まさに絢辻さん。
おもちゃ枠かと思われがちだが、まずまずの対面性能と崩し性能、展開阻止やターン稼ぎ、すてゼリフ を覚えれば対面操作もできるという芸達者ぶりで、ガチ環境でも(いまのところは)十分やってける性能を持っている。
後述のカバルドンが初手に水ポケモンを誘い、モルペコで出し勝ちを狙える。特にアシレーヌはしょっちゅう初手に出された。有利体面後に交換読み前歯が決まれば、モルペコ単騎で一気に崩しが可能。ただ脅威に思われていないのか初手のモルペコにまったく対応できない選出をされることもあり、交換読みが裏目に出た試合も少なからずあったため難しいところ。
(4月14日追記:モルペコに突っ込んでくるアシレーヌを毎回不思議に思っていたが、タスキ型がそこそこいるということを知らなかった。ニワカでした。タスキアシレ対面はオーラぐるまを打ってアクジェのタイミングでカバに引くのが無難かと思います。無補正激流アクジェがカバに2割くらい。)
TNをあやつじにした以上、このポケモンを使う義務があると思うので今後も使っていく予定。次本気でランクマに臨めるのはいつになるかわからないが、ランドロスやガブリアスが参戦してしまう前にこの娘と満足のいく順位を取りたい。
ミミッキュ
特性・・・ばけのかわ
性格・・・ようき
(ようきだと絢辻さんのイメージに合わないため、まじめ個体で厳選したものにミントを使用)
実数値・・・131(4)-142(252)-100-x-125-162(252)
持ち物・・・フィラのみ
構成技・・・ゴーストダイブ みがわり のろい いたみわけ
絢辻さん枠2。ポケモン・オブ・ザ・イヤー3位おめでとう💐
のろいハメと相手のダイマックス枯らしが仕事。最初はゴーストダイブを でんじは にしており、身代わりお香ウオノラゴンを通す戦術をとる予定だったが、ラプラスまみれでウオノラゴンを軸にするのは不可能だったため、単体性能を高めた型にした。
キッスを通す上で厄介なカビゴン・ラプラスを主な役割対象とし、元気いっぱいにヤンデレメンヘラしてもらった。この娘より足が遅いポケモンはほぼ全員倒せるのだが、選出段階で「この娘で誰を削りたいのか」をはっきりさせ、雑に切らないよう心掛けた。
事前にカバルドンでステルスロックを撒いておけば、のろい解除のための交換にリスクを付けられるのでよりハメが強力になる。
選出率が高く、出せば何かしらの活躍をしてくれてとても助かった。
ウオノラゴン
特性・・・がんじょうあご
性格・・・いじっぱり
実数値・・・165-156(252)-121(4)-x-100-127(252)
持ち物・・・こだわりスカーフ
構成技・・・エラがみ げきりん けたぐり ねごと
アマガミ枠。アマガミにちなんで12月24日に厳選した。イヴにポケモンの厳選してたことに関しては泣きたくなるので追求しないでください。
前述の通り みがわりお香型を考えていたが、ラプラスが多すぎて断念。1番汎用性があるスカーフで採用した。
キッスと攻めの補完が優れており、パーティにいるだけでカビゴンやヒートロトム等のキッス受けに睨みを利かせてくれる。しかし環境的に逆風だったので選出率は低かった。このポケモンを使った経験があまりなく、選出するのに怖さがあったので、出せるけど出さなかった試合も多かった。慣れたらもっと活躍させてあげれると思うのでまた使いたい。
トゲキッス
特性・・・きょううん
性格・・・ひかえめ
実数値・・・165(36)-x-115-189(252)-135-128(220)
S:準速ウオノラゴン・パッチラゴン抜き
H:余り
持ち物・・・ピントレンズ
構成技・・・エアスラッシュ マジカルシャイン かえんほうしゃ あくび
数多のポケモントレーナーを引退に追い込んだ、極悪非道の運ゲエース。インペルダウンに入ったらLEVEL5は固い。
ダイマ前提のポケモンなので、ダイマックス中も特性を生かせるように強運型で採用。
技に関して、エアスラ・マジシャを確定として、炎技は命中安定の かえんほうしゃ にした。ただでさえ2分の1を祈り続けるこのポケモンに命中不安技を持たせると使うたびに心停止してしまう。4つ目の技は あくび を採用。キッスはダイマすれば高火力、ダイマしなければ怯みを押し付けられるという強みから、相手にダイマを切らせる力が強い。それを あくび で流すことが出来る。† 選出 †の項で詳しく書くが、あくび を核にした立ち回りがあり、何度も助けられた技だった。ダイフェアリーとアンチシナジーな点には注意。
このポケモンを通すことを徹底したパーティなので、選出率は100%。カビゴンとヒートロトムとラプラスとニンフィアが1つのパーティにいても出す。
トータルで見れば確率通りに急所に当ててくれたと思うが、5連急所からの5連非急所といった感じでムラがすごかった。2回のうち1回当ててくれれば良いという場面が多いのでコンスタントに当ててくれた方が助かるのだが、約160連勤してもらったので何も文句を言えない。ほんとにありがとう、お疲れさまでした。次ランクマに潜るときは500連勤くらいしてもらうと思うからしばらくゆっくり休んでくれ。
カバルドン
特性・・・すなおこし
性格・・・わんぱく
実数値・・・212(228)-132-171(140)-x-110(140)-56(個体値8 最遅ヌル抜かれ)
持ち物・・・オボンのみ
構成技・・・じしん あくび ステルスロック がんせきふうじ
起点づくり・クッション・流し枠1。ニックネームがあんまりなのでまた考え直す。多分。
調整は適当の極みだが、絶妙に耐えてくれた場面が多かった。乱数の運が良かっただけだと思うのでちゃんとした調整も考えます。
がんせきふうじ の枠を最初は ふきとばし にしていたが、カバルドンがミミッキュの起点になるという7世代では考えられない事態が起きたので がんせきふうじ に変更。
ちゃんと使うのは初めてで、メタの対象だし技選択が難しそうで使いこなせるか不安だったが、割とすぐ手に馴染んだ。
初手にカバをメタったポケモンを呼ぶので、出すのは基本的に2番手。期待した通りの良い活躍をしてくれた。
タイプ:ヌル
特性・・・カブトアーマー
性格・・・のんき
実数値・・・201(244)-115-161(252)-115-117(12)-57(最遅)
持ち物・・・しんかのきせき
構成技・・・トライアタック とんぼがえり こごえるかぜ でんじは
起点づくり・クッション・流し枠2。ゴーストの一貫を切れるのが偉い。
技に関して、シャドークローが欲しい場面もあったが切れる技がなかった。
キッスの障害となる相手を削ったり、s操作をしたり、後攻とんぼで対面操作したりするのが仕事。超耐久だが回復ソースはないのであまり雑に扱えない。どの相手にどの仕事をするのかを考えて立ち回りたい。
モルペコ、ウオノラゴン、ミミッキュ、カバルドンの4体は有利体面を作れればかなり良い仕事ができるので、構築のバランサーとしてとても活躍してくれた。
ただ でんじは をやたら外すし、ほうでん くらえば当然1発で麻痺し、トライアタックの追加効果は50試合に1回。最終日にようやく凍りをひいたら1ターン目で溶けた。ニックネームが†有名強者†さん由来のものなので呪われてるのかもしれない。
† 選出 †
①トゲキッス+補助枠(ミミッキュ・カバルドン・タイプ:ヌル)から2匹
基本的な選出。7割くらいはこれ。補助枠で相手を荒し、頃合いを見てキッスでダイマックスを切る。
受け構築相手には、カバルドン+ミミッキュ+トゲキッス の選出。カバのあくびステロループからミミッキュでさらに削り、キッスで全抜きを狙う。削りが足りないときはキッスでもあくびループの続きができる。カバとドヒドが対面したら地震を1発は入れておきたい。
②トゲキッス+モルペコ+補助枠
対面的な選出。初手にモルペコを出して、1.5匹以上持ってってくれればほぼ勝ち。また、補助枠で場を整える→トゲキッスでダイマックスを切り2匹持ってく→ラスト1匹に上から あくび を入れてキッスが倒される→モルペコの まもる で相手がご入眠 というムーブも狙える。そのためタスキがつぶれたモルペコであったとしても生かしておく価値は十分ある。
③トゲキッス+ウオノラゴン+タイプ:ヌル
ウオノラゴンを受けるのではなく上から処理するという対策をしている構築にはこの選出をする。ヌルのs操作や対面操作でウオノラゴンを押し付けていく。
キッスが全抜きできればそれに越したことはないのだが、できなくてもダイマ終了後に上から あくび を入れれるので切り返されづらい。そのため相手よりも先にダイマックスを切ることが多かった。何なら初手キッスでダイマを切っていく動きもたまにした。補助枠の3匹もダイマを枯らし・流しができるので、先攻ダイマはあまりディスアドにならない。
選出の確定事項は、ヒヒダルマがいたらヌルが先発で確定(でんじは を入れに行く)、パッチラゴンがいたらカバルドンが準確定(カバが出せなさそうなら絶対に先にダイジェットを積まれないように気を付ける)。
選出率は体感だが、
トゲキッス(100%)>>ミミッキュ=カバルドン=タイプ:ヌル>モルペコ>ウオノラゴン
といった感じ。
全員初手性能があるので、相手の先発を読んで出し勝ちを狙いたい。初手によく出されたのはドラパルト、ヒヒダルマ、アシレーヌ、ウォッシュロトムあたり。困ったらヌル出しとけば無難。
† 重いポケモン †
・マジガ火炎玉ピクシー
ステロ・砂嵐・呪いの各種スリップダメもあくびも効かない。その上にステロを撒かれたりヌルのきせきを盗まれたりする。勘弁してほしい。全人類天然アッキを使おう。
ミミッキュで削りたいが普通のアタッカーミミッキュにも有利なポケモンではないので逃げられる。あくびを入れてもダイフェアリーで防がれる。
・トゲキッスの反抗期
ある意味1番の脅威。持ち物を持たせ忘れたのかと思うほどまっったく急所に当てなくなる時期が何度かあり、意味もなくするどいツメに持ち替えたりしてた。急所に当てないということは持ち物も特性もない状態で戦うということなので流石に厳しい。それと対戦相手に私が不運であるということが伝わらないのがちょっと悲しい。
† 所感 †
構築経緯がふざけていたが、個々の性能の高いため目立った欠陥はなく、結構いい構築を組めたと思う。ただやっぱり軸のキッスがギャンブル気味なのが良くも悪くもって感じ。上振れればもっともっと高い順位になれると思うが、上振れるくらいの対戦回数をこなすことが出来なかった。次ランクマに潜るときはすっかり暇になってるはずなので、その時また同じような構築で挑戦したい。以下再び敬体。
† 最後に †
冒頭でも少し話しましたが、今期は最終日に切断バグが拡散され、それなりの回数の切断は覚悟しながら最終日に臨みました。6時間ほど潜った結果、切断バグをされた回数は0回。マッチング運が良かっただけかもしれませんが民度の良さに感動しました。おかげで楽しく対戦することができ、ありがたい限りでした。
最後になりますが、ここまでこの駄文を読んでいただいた方、S4に対戦させていただいた方、頑張ってくれたポケモンたち、本当にありがとうございました。コロナの影響がすでにだいぶ出てますが、就活は満足できるまでやってまた帰ってきます。ばい!!