【剣盾S4】キッスに懸ける絢辻さん【最終359位・2005】
プリキュアを視聴し始めてから用事の無い日曜でも早起きするようになり、QOLの高まりを感じています。たくらふです。
S4お疲れさまでした。ラプラスを筆頭にキョダイマックスポケモンや、アローラ御三家などのポケモンHOME組が解禁されたり、最終日に切断バグが拡散されるなど激動のシーズンでしたね(なぜツイートするのをもう1日待てなかったのだろう...)。そんなS4で使った構築の記事になります。
最終順位359位
順位の価値観は人それぞれかと思いますが、多くの方はしょっぱい順位だなとお思いかと察します。私的にも満足な結果ではありませんが、来期以降は就活であまり潜れそうにないので書き留めておきます。以下常体。
目次
† 構築経緯・コンセプト †
(前半は大した内容じゃない上にポケモンと関係ないゲームの話もするので読み飛ばしてもらっても構いません。)
S1に†某有名強者†さんの動画に出演させて頂いたのだが、その動画にこのようなコメントがついていた。
あやつじさんなのにモルペコおらんやん
補足説明をすると、あやつじさんとは2009年にエンターブレインから発売された、PlayStation 2用恋愛シミュレーションゲームソフト「アマガミ」のヒロインである絢辻詞(あやつじつかさ CV:名塚佳織)さんのこと。表向きは品行方正、才色兼備な優等生なのだが実は... というお方。「絢辻さんは裏表のない素敵な人です」というフレーズはあまりにも有名。
私のTNあやつじはこの方から来ており、いまだにニコニコ動画を見てるような熟練のオタクには当たり前のようにそれが伝わっていた。
つまり「あやつじさんなのにモルペコおらんやん」というのは「二面性を持つという点で絢辻さんとモルペコは共通してるから、あやつじを名乗るならモルペコ使うべきだ」という至極真っ当で的確なご意見である。
ということで絢辻さん枠としてモルペコを採用。
2匹目に、「化けの皮を被ってる」という共通点があるため、ミミッキュも第2の絢辻さん枠として採用。
3匹目に、前に育成だけしてたウオノラゴンのニックネームが「アマガミ*」だったため採用。
残りの3匹はいろいろ試したが、使ってみて性能が抜きんでてると感じたトゲキッスを採用し、あとの2匹はサポート役のカバルドンとタイプ:ヌルを採用し構築が完成した。
パーティコンセプトは、「何が何でもキッスを通す」。キッス以外の5匹はキッスの障害となる敵を倒すor削ることに尽力してもらう。最初に採用した3匹は悲しいかな軸にできなかった。採用理由があんななので許してください。
† 個体紹介 †
モルペコ
特性・・・はらぺこスイッチ
性格・・・ようき
(ようきだと絢辻さんのイメージに合わないため、いじっぱり個体で厳選したものにミントを使用)
実数値・・・133-147(252)-79(4)-x-78-163(252)
持ち物・・・きあいのタスキ
構成技・・・オーラぐるま いかりのまえば ちょうはつ まもる
絢辻さん枠1。時間操作して10月8日(絢辻さんの誕生日)生まれになるよう厳選した。
初速でドリュウズ、ミミッキュを抜ける最速を推奨。ただ意地っ張りにすると無振りウオノラゴンやH252FCロトムが オーラぐるま で確2になるという利点もある。
持ち物は対面性能を確保するタスキ。
技は専用壊れ技の オーラぐるま は確定(ちなみに オーラぐるまは 非接触技)、有利体面での交換読みや、キッスの攻撃圏内に押し込むための いかりのまえば、展開阻止・受けポケ崩しのための ちょうはつ、フォルムチェンジのために まもる を採用。他にも すてゼリフ、タネばくだん、ねこだまし 等有力な候補が多い。ちなみに ほっぺすりすり、じゃれつく、あまえる は覚えない。これだけの愛らしさを持ちながら人に一切媚びない、まさに絢辻さん。
おもちゃ枠かと思われがちだが、まずまずの対面性能と崩し性能、展開阻止やターン稼ぎ、すてゼリフ を覚えれば対面操作もできるという芸達者ぶりで、ガチ環境でも(いまのところは)十分やってける性能を持っている。
後述のカバルドンが初手に水ポケモンを誘い、モルペコで出し勝ちを狙える。特にアシレーヌはしょっちゅう初手に出された。有利体面後に交換読み前歯が決まれば、モルペコ単騎で一気に崩しが可能。ただ脅威に思われていないのか初手のモルペコにまったく対応できない選出をされることもあり、交換読みが裏目に出た試合も少なからずあったため難しいところ。
(4月14日追記:モルペコに突っ込んでくるアシレーヌを毎回不思議に思っていたが、タスキ型がそこそこいるということを知らなかった。ニワカでした。タスキアシレ対面はオーラぐるまを打ってアクジェのタイミングでカバに引くのが無難かと思います。無補正激流アクジェがカバに2割くらい。)
TNをあやつじにした以上、このポケモンを使う義務があると思うので今後も使っていく予定。次本気でランクマに臨めるのはいつになるかわからないが、ランドロスやガブリアスが参戦してしまう前にこの娘と満足のいく順位を取りたい。
ミミッキュ
特性・・・ばけのかわ
性格・・・ようき
(ようきだと絢辻さんのイメージに合わないため、まじめ個体で厳選したものにミントを使用)
実数値・・・131(4)-142(252)-100-x-125-162(252)
持ち物・・・フィラのみ
構成技・・・ゴーストダイブ みがわり のろい いたみわけ
絢辻さん枠2。ポケモン・オブ・ザ・イヤー3位おめでとう💐
のろいハメと相手のダイマックス枯らしが仕事。最初はゴーストダイブを でんじは にしており、身代わりお香ウオノラゴンを通す戦術をとる予定だったが、ラプラスまみれでウオノラゴンを軸にするのは不可能だったため、単体性能を高めた型にした。
キッスを通す上で厄介なカビゴン・ラプラスを主な役割対象とし、元気いっぱいにヤンデレメンヘラしてもらった。この娘より足が遅いポケモンはほぼ全員倒せるのだが、選出段階で「この娘で誰を削りたいのか」をはっきりさせ、雑に切らないよう心掛けた。
事前にカバルドンでステルスロックを撒いておけば、のろい解除のための交換にリスクを付けられるのでよりハメが強力になる。
選出率が高く、出せば何かしらの活躍をしてくれてとても助かった。
ウオノラゴン
特性・・・がんじょうあご
性格・・・いじっぱり
実数値・・・165-156(252)-121(4)-x-100-127(252)
持ち物・・・こだわりスカーフ
構成技・・・エラがみ げきりん けたぐり ねごと
アマガミ枠。アマガミにちなんで12月24日に厳選した。イヴにポケモンの厳選してたことに関しては泣きたくなるので追求しないでください。
前述の通り みがわりお香型を考えていたが、ラプラスが多すぎて断念。1番汎用性があるスカーフで採用した。
キッスと攻めの補完が優れており、パーティにいるだけでカビゴンやヒートロトム等のキッス受けに睨みを利かせてくれる。しかし環境的に逆風だったので選出率は低かった。このポケモンを使った経験があまりなく、選出するのに怖さがあったので、出せるけど出さなかった試合も多かった。慣れたらもっと活躍させてあげれると思うのでまた使いたい。
トゲキッス
特性・・・きょううん
性格・・・ひかえめ
実数値・・・165(36)-x-115-189(252)-135-128(220)
S:準速ウオノラゴン・パッチラゴン抜き
H:余り
持ち物・・・ピントレンズ
構成技・・・エアスラッシュ マジカルシャイン かえんほうしゃ あくび
数多のポケモントレーナーを引退に追い込んだ、極悪非道の運ゲエース。インペルダウンに入ったらLEVEL5は固い。
ダイマ前提のポケモンなので、ダイマックス中も特性を生かせるように強運型で採用。
技に関して、エアスラ・マジシャを確定として、炎技は命中安定の かえんほうしゃ にした。ただでさえ2分の1を祈り続けるこのポケモンに命中不安技を持たせると使うたびに心停止してしまう。4つ目の技は あくび を採用。キッスはダイマすれば高火力、ダイマしなければ怯みを押し付けられるという強みから、相手にダイマを切らせる力が強い。それを あくび で流すことが出来る。† 選出 †の項で詳しく書くが、あくび を核にした立ち回りがあり、何度も助けられた技だった。ダイフェアリーとアンチシナジーな点には注意。
このポケモンを通すことを徹底したパーティなので、選出率は100%。カビゴンとヒートロトムとラプラスとニンフィアが1つのパーティにいても出す。
トータルで見れば確率通りに急所に当ててくれたと思うが、5連急所からの5連非急所といった感じでムラがすごかった。2回のうち1回当ててくれれば良いという場面が多いのでコンスタントに当ててくれた方が助かるのだが、約160連勤してもらったので何も文句を言えない。ほんとにありがとう、お疲れさまでした。次ランクマに潜るときは500連勤くらいしてもらうと思うからしばらくゆっくり休んでくれ。
カバルドン
特性・・・すなおこし
性格・・・わんぱく
実数値・・・212(228)-132-171(140)-x-110(140)-56(個体値8 最遅ヌル抜かれ)
持ち物・・・オボンのみ
構成技・・・じしん あくび ステルスロック がんせきふうじ
起点づくり・クッション・流し枠1。ニックネームがあんまりなのでまた考え直す。多分。
調整は適当の極みだが、絶妙に耐えてくれた場面が多かった。乱数の運が良かっただけだと思うのでちゃんとした調整も考えます。
がんせきふうじ の枠を最初は ふきとばし にしていたが、カバルドンがミミッキュの起点になるという7世代では考えられない事態が起きたので がんせきふうじ に変更。
ちゃんと使うのは初めてで、メタの対象だし技選択が難しそうで使いこなせるか不安だったが、割とすぐ手に馴染んだ。
初手にカバをメタったポケモンを呼ぶので、出すのは基本的に2番手。期待した通りの良い活躍をしてくれた。
タイプ:ヌル
特性・・・カブトアーマー
性格・・・のんき
実数値・・・201(244)-115-161(252)-115-117(12)-57(最遅)
持ち物・・・しんかのきせき
構成技・・・トライアタック とんぼがえり こごえるかぜ でんじは
起点づくり・クッション・流し枠2。ゴーストの一貫を切れるのが偉い。
技に関して、シャドークローが欲しい場面もあったが切れる技がなかった。
キッスの障害となる相手を削ったり、s操作をしたり、後攻とんぼで対面操作したりするのが仕事。超耐久だが回復ソースはないのであまり雑に扱えない。どの相手にどの仕事をするのかを考えて立ち回りたい。
モルペコ、ウオノラゴン、ミミッキュ、カバルドンの4体は有利体面を作れればかなり良い仕事ができるので、構築のバランサーとしてとても活躍してくれた。
ただ でんじは をやたら外すし、ほうでん くらえば当然1発で麻痺し、トライアタックの追加効果は50試合に1回。最終日にようやく凍りをひいたら1ターン目で溶けた。ニックネームが†有名強者†さん由来のものなので呪われてるのかもしれない。
† 選出 †
①トゲキッス+補助枠(ミミッキュ・カバルドン・タイプ:ヌル)から2匹
基本的な選出。7割くらいはこれ。補助枠で相手を荒し、頃合いを見てキッスでダイマックスを切る。
受け構築相手には、カバルドン+ミミッキュ+トゲキッス の選出。カバのあくびステロループからミミッキュでさらに削り、キッスで全抜きを狙う。削りが足りないときはキッスでもあくびループの続きができる。カバとドヒドが対面したら地震を1発は入れておきたい。
②トゲキッス+モルペコ+補助枠
対面的な選出。初手にモルペコを出して、1.5匹以上持ってってくれればほぼ勝ち。また、補助枠で場を整える→トゲキッスでダイマックスを切り2匹持ってく→ラスト1匹に上から あくび を入れてキッスが倒される→モルペコの まもる で相手がご入眠 というムーブも狙える。そのためタスキがつぶれたモルペコであったとしても生かしておく価値は十分ある。
③トゲキッス+ウオノラゴン+タイプ:ヌル
ウオノラゴンを受けるのではなく上から処理するという対策をしている構築にはこの選出をする。ヌルのs操作や対面操作でウオノラゴンを押し付けていく。
キッスが全抜きできればそれに越したことはないのだが、できなくてもダイマ終了後に上から あくび を入れれるので切り返されづらい。そのため相手よりも先にダイマックスを切ることが多かった。何なら初手キッスでダイマを切っていく動きもたまにした。補助枠の3匹もダイマを枯らし・流しができるので、先攻ダイマはあまりディスアドにならない。
選出の確定事項は、ヒヒダルマがいたらヌルが先発で確定(でんじは を入れに行く)、パッチラゴンがいたらカバルドンが準確定(カバが出せなさそうなら絶対に先にダイジェットを積まれないように気を付ける)。
選出率は体感だが、
トゲキッス(100%)>>ミミッキュ=カバルドン=タイプ:ヌル>モルペコ>ウオノラゴン
といった感じ。
全員初手性能があるので、相手の先発を読んで出し勝ちを狙いたい。初手によく出されたのはドラパルト、ヒヒダルマ、アシレーヌ、ウォッシュロトムあたり。困ったらヌル出しとけば無難。
† 重いポケモン †
・マジガ火炎玉ピクシー
ステロ・砂嵐・呪いの各種スリップダメもあくびも効かない。その上にステロを撒かれたりヌルのきせきを盗まれたりする。勘弁してほしい。全人類天然アッキを使おう。
ミミッキュで削りたいが普通のアタッカーミミッキュにも有利なポケモンではないので逃げられる。あくびを入れてもダイフェアリーで防がれる。
・トゲキッスの反抗期
ある意味1番の脅威。持ち物を持たせ忘れたのかと思うほどまっったく急所に当てなくなる時期が何度かあり、意味もなくするどいツメに持ち替えたりしてた。急所に当てないということは持ち物も特性もない状態で戦うということなので流石に厳しい。それと対戦相手に私が不運であるということが伝わらないのがちょっと悲しい。
† 所感 †
構築経緯がふざけていたが、個々の性能の高いため目立った欠陥はなく、結構いい構築を組めたと思う。ただやっぱり軸のキッスがギャンブル気味なのが良くも悪くもって感じ。上振れればもっともっと高い順位になれると思うが、上振れるくらいの対戦回数をこなすことが出来なかった。次ランクマに潜るときはすっかり暇になってるはずなので、その時また同じような構築で挑戦したい。以下再び敬体。
† 最後に †
冒頭でも少し話しましたが、今期は最終日に切断バグが拡散され、それなりの回数の切断は覚悟しながら最終日に臨みました。6時間ほど潜った結果、切断バグをされた回数は0回。マッチング運が良かっただけかもしれませんが民度の良さに感動しました。おかげで楽しく対戦することができ、ありがたい限りでした。
最後になりますが、ここまでこの駄文を読んでいただいた方、S4に対戦させていただいた方、頑張ってくれたポケモンたち、本当にありがとうございました。コロナの影響がすでにだいぶ出てますが、就活は満足できるまでやってまた帰ってきます。ばい!!
【ポケモン剣盾】S1使用構築 イワシとネギのトリル和え【最終334位・2096】
東北公益文科大学のCMの女の子に一目ぼれしました。たくらふです。今作はTN あやつじ でやってます。
S1お疲れさまでした。S1で使った構築の記事になります。言うほどの成績ではありませんが、記念すべきソードシールド最初の構築でメンツも個性的なので紹介します。
最終順位334位 最高順位123位
最高順位はシーズン序盤のものなのであてにならないです。500試合近く潜りましたが基本的に200~1500位くらいをシャトルランしてました。
目次
† パーティコンセプト †
・命を懸けたトリル!!
見た通りのガチトリルパです。全員鈍足全員高火力。
トリルパを組もうと思ったのは発売2日後。「ダイジェットが強い」「新600属が超早い」「スカーフの化石やヒヒダルマがやばい」との噂を聞いていたので、これはトリルが刺さると予想。
途中までアタッカーミミッキュやパルシェンがパーティにいましたが、最終的に超鈍足集団になりました。パーティ平均素早さ実数値脅威の47。うちで1番足が速いのは最遅シャンデラです。
このように6匹全員にトリル適正があります。ていうかドサイドン以外はトリル下でないと性能が微妙なので、トリルに命を懸けないと勝てません。
ということで、環境に蔓延るであろう高速ポケモン・積みポケモンをトリルで狩る、というコンセプトのもと組んだのが本構築です。ちなみに全員レベル100なのは、経験値バーをきれいにしたままキャンプでみんなと遊ぶためです。では個体紹介に参ります。(以下常体)
† 個体紹介 †
シャンデラ
特性・・・すりぬけ
性格・・・れいせい
実数値・・・167(252)-x-114(4)-216(252)-110-76(最遅)
持ち物・・・きあいのタスキ
構成技・・・シャドーボール オーバーヒート のろい トリックルーム
安定感抜群のトリル始動要員。この娘がいないとうちは始まらない。
特性に関して、最初はサイクル的な動きも想定して もらいび にしていたが、壁展開が流行りだしたので すりぬけ に変更。初手ドラパが壁貼ってきたらeasy win.みがわり によるトリル枯らしも許さない。
持ち物は行動保障の きあいのタスキ。
技は トリックルーム に シャドーボール は確定、削りながら自主退場できる のろい 、炎技は自主退場と相性の良い オーバーヒート。
トリル始動要員でありながら自身がエースになり得るほど火力が高く、この娘1匹で相手を半壊させることもしばしば。
安定感抜群と言ったものの、技外しや追加効果をよく引くお茶目さん。特に麻痺バグ率がやたら高く、3連しびれて動けない!はザラ。ちゃんと動いてくれた時は強い。
ポッ拳では持ちキャラだったサーナイトの天敵だったので何となく苦手だったが、本編で和解を果たした。つよい。かわいい。
NN:ヴェルサイユ
ブリムオン
特性・・・マジックミラー
性格・・・れいせい
実数値・・・161(228)-x-120(36)-205(244)-123-29(最遅)
持ち物・・・カシブのみ
構成技・・・サイコキネシス マジカルシャイン マジカルシャイン トリックルーム
トリル始動要員2。国際孵化では無く、光るお守りもないのに生まれたラブボ色個体。かわいい。
特性マジックミラー号が非常に優秀で、相手の展開を邪魔しつつ、こっちの展開は邪魔されない。またこの特性と技範囲のおかげで積み技がないのに受け構築に強い。
持ち物 カシブのみ によりミミッキュやドラパルトの前でも安全にトリルが貼れる。
技構成はこの4つで完結している。
相手にドリュウズがいたら少なくとも初手には出せない(陽気アイアンヘッドは良い乱数で耐えられるが、怯みも考えるとかなり危ない)のと、シャンデラがかなり使いやすかったため選出率はそこそこ。トリル始動要員でありながら高火力広範囲でエースとしての適性が高く、シャンデラでトリル始動、ブリムオンエースの選出もよく行った。
性能自体はめっっちゃ優秀なのだが、如何せん環境にドリュウズとミミッキュが多く動きづらいのが悲しい。旅パでも一緒だったポケモンで、新ポケでは1番好きな娘なので今後も使っていきたい。
NN:ソメイヨシノ
ドサイドン
特性・・・ハードロック
性格・・・いじっぱり
実数値・・・221(244)-211(252)-152(12)-x-75-60
持ち物・・・とつげきチョッキ
構成技・・・がんせきほう じしん アームハンマー ほのおのパンチ
トリルエース1。ダイマックスがよく似合う。大怪獣バトル。
この娘が最遅でないのは、対受けポケモンのため。最遅だと相手のドヒドイデ、ヌオー、カビゴンあたりに上をとられ、ゲームメイクが窮屈になる。
持ち物は とつげきチョッキ か じゃくてんほけん で選択。最初は じゃくてんほけん を持たせ、崩しができるよう つるぎのまい を覚えさせていたが、サニーゴが環境から絶滅したのでフルアタのチョッキに変更。チョッキは無難に強かったが つるぎのまい 、というかダイウォールを使えないのがけっこう困った。チョッキと保険の中間択として イトケのみ もアリかなと思う。環境や構築に合わせて持ち物を変えるのが吉。
技は、じしん は確定、岩技は威力を意識して がんせきほう を採用。ダイマックスしたギャラドスやトゲキッスを一撃で屠れるのが強い。残りはチョッキでも崩し枠になれるよう、ダイナックル用のアームハンマーと、アーマーガア・アイアント・ナットレイ意識の ほのおのパンチ。
使用感として、ちょーーーーーーーーーー強かった。ダイマックスと相性が良すぎる。ダイマックス時のHPは442で、物理相手の殴り合いは無敵。H振りだけなのに、A+1ギャラドスのダイストリームを大体耐える。このポケモンを使ってるとタイプ相性が分からなくなる。
特殊耐久もチョッキで補える上に、ダイロックの砂嵐、ダイアースのD上昇で高火力で殴りながら要塞化していく。それぞれ違う角度からDを補っていくのが強く、例えばDが3段階上昇だと実数値×2.5だが、チョッキ×砂嵐×D1段階上昇だと、1.5×1.5×1.5で実数値×3.375となる。というわけでダイロックかダイアースを1発撃っただけで、実は物理防御よりも特殊防御の方が高くなっている。
HP442で物理も特殊も耐久が高く、A211から高火力技を上から連発してくる、さらに火力も耐久もどんどん上がっていく、と言えば、このポケモンの恐ろしさが伝わるであろう。
ということで基本的にトリル下でダイマックスを切って暴れてもらった。「ほかのポケモンを優先させたいから出さない」ことはあれど、「刺さってないから出せない」ということはほぼなかった。今作のトリルパには必須級のポケモンではないだろうか。文字時通り大きなその背中が頼もしかった。
NN:BR☆S(ブラックロック☆シューター)
ナットレイ
特性・・・てつのトゲ
性格・・・ゆうかん
実数値・・・181(252)-160(252)-151-x-137(4)-22(最遅)
持ち物・・・こだわりハチマキ
構成技・・・ジャイロボール パワーウィップ はたきおとす リベンジ
トリルエース2。いわゆるヤットレイ。
持ち物は火力補強の こだわりハチマキ。
技はメインのジャイロとウィップは確定、とりあえずで打てる はたきおとす 、鋼への打点になり、ダイマックス時に火力をあげれるリベンジ。
構築初期メンバーだったが1度解雇され、シーズン終盤に再雇用された苦労人。ほかのトリルエースと違い、ダイマックスを前提としない性能なのが偉い。
いろんなところから炎技が飛んでくる環境で動きにくさはあったが、有利体面を作れれば1体持ってけるほどの火力が魅力。後出しされたサザンドラがジャイロ1発で吹っ飛ぶのが最高にエクスタシー。
また、選出誘導枠としても仕事もしてくれる。相手の選出を予想しやすくなる上、ナットレイのために炎ポケモンが出されればこちらのドサイドンやヨワシを通しやすくなる。
ウィップの命中率が体感90%以上、一撃技も確率以上に避けてくれてとても偉かった。
NN:1∞mile(100マイル)
「MAJOR」の茂野五郎のジャイロボールから命名。「100マイル」だと見た目がいまいち、「100mile」だと時数オーバー、そこで∞を00に見立てるという天才的発想。かなりお気に入りのNN。
ヨワシ
特性・・・ぎょぐん
性格・・・れいせい
実数値・・・151(244)-161(4)-151(4)-211(252)-156(4)-31(最遅)
持ち物・・・アッキのみ
構成技・・・ハイドロポンプ れいとうビーム じしん アイアンテール
トリルエース3。この子もダイマックスがよく似合う。
最初は こだわりメガネ を持たせていたが、ダイマックス中に持ち物なしで戦うのは弱いと思いアッキのみに変更。アッキのみ込みの調整は何もしてないので雑な採用だったが、物理環境の今ではなかなか有用だった。回復実や しんぴのしずく でもいいと思う(適当)。
技はハイドロポンプと れいとうビームは確定として、ダイマックス技で強そうな じしん とアイアンテールにした。がむしゃらも候補だが、欲しい場面はあまりなかった。
環境で見かけないポケモンであるが、なかなか強かった。620族は伊達じゃない。
本構築のおしゃれ枠かつアイドル枠なので、選出できそうだったら積極的に出していた。環境初期はギャラ・ナット・ミトムまみれで水技の通りが悪く、まったく選出できなかったが、環境が進むにつれて選出率も上がっていった。
7世代では歯牙にもかけていなかったが、今ではとても好きなポケモン。かわいい。
NN:1⇔ALL(one for all,all for one)
このニックネームもかなりお気に入り。ポケモンのニックネームを考えてる時が一番楽しい説がある。
ネギガナイト
特性・・・きもったま
性格・・・ゆうかん
実数値・・・169(252)-205(252)-116(4)-x-102-63(最遅)
持ち物・・・ながねぎ
構成技・・・インファイト リーフブレード はがねのつばさ フェイント
トリルエース4。その日の運勢でめっちゃ強かったり弱かったりするポケモン。
カビゴン、タスキギルガルドに強いトリルエースを探してたらこの子にたどり着いた。バンギラス、サザンドラにも強いのが偉い。
持ち物は専用アイテムで急所ランク+2させる ながネギ。
技はメインウェポンのインファイト、水ロトム・ヌオー・トリトドン意識で確定急所のリーフブレード、ミミッキュ・トゲキッスにワンチャン勝てる はがねのつばさ 、対面性能を高めるフェイント。
見た目も性能も好きだし、ヨワシと同じく構築のおしゃれポイントを高めてくれる。あと急所祭りになるので使ってて楽しい。急所はダメージが1.5倍になるというのはもちろん、相手の能力上昇や壁を無視してダメージを与えられるのが強い。そのおかげで物理アタッカーでありながらアーマーガアで止まりづらい。てっぺき やビルドアップを積まれても急所でなかったことにできる上、はねやすめ のターンに格闘技が抜群で入る。ただアーマーガアが飛行技を持ってると怪しくなる。
ながネギ型だと良くも悪くも運次第なポケモンで、人によって好き嫌いがかなり分かれそう。僕は好きです。でもうちの子はココ1番での引きが悪く、そのくせ みがわり には確実に急所に当てる困ったさんだった。許そう。
NN:YロイツマY
† 選出・運用 †
ガチトリルパなので、シャンデラかブリムオンのどちらかは選出確定。
大きく分けて①先発トリル展開 と ②後発トリル展開 の2つがある。
①先発トリル展開
初手にシャンデラかブリムオンを出し、しょっぱなからトリルを展開する戦法。とりあえずこれやっとけば間違いはない。
1.初手のトリル要員を選ぶ、2.刺さってるエースを2体選ぶ、というだけなので選出を考えるのがすごく楽。かつ事故が起こりづらく、安定した選出パターン。
トリル要員の選び方は、ドリュウズ・ヒヒダルマ・化石ドラゴン等ブリムオンを上から縛ってくるポケモンがいたらシャンデラで確定。ミミッキュ・カバルドンがいたらできればブリムオンから展開したい。基本的にシャンデラで安定。
この選出の問題点は、トリルを枯らされやすい点。相手が削れていない上に、相手の選出を把握する前からエースを展開しなければないので、一貫してる技がないと凌がれがち。1ターンたりともトリルを無駄にできないので、トリル要員もエースも技選択がシビアになる。トリルが切れた後に、削れた相手を一掃するスイーパーが欲しくなる(一時期ミミッキュやパルシェンを入れてたのはそのため)。また、いかにトリル中に相手を荒らせるかというパーティなので、トリル中にダイマックスしたいのだが、相手より先にダイマックスをしなきゃいけないのも弱いと感じる点。
②後発トリル展開
ある程度試合を進めてからトリルを展開する戦法。敵を削り、選出を把握した後に展開できるため、トリルエースを非常に通しやすい。できるのなら①よりこっちをした方が良い。
問題は事故が起こりやすく、安定性に欠ける点。サイクル適性のあるポケモンがドサイドンとナットレイだけなので、初手出し負けたのに誰にも引けないという事態が起こりがち。逆に トリル要員+ドサイドン+ナットレイの選出は相性保管に優れ、後発トリル展開を狙いやすい。
相手視点からは「あからさまにトリルパで、ブリムオンかシャンデラから来るからその2匹をつぶせるポケモンを初手に出そう」、と考えてくれるはずなので、そこを読んで出し勝ちを狙っていきたい。初手に出されやすいのは主にドリュウズ・ギルガルド・化石ドラゴン・ミミッキュあたり。
選出率は体感だが、
シャンデラ>>>ドサイドン>ネギガナイト=ナットレイ≧ブリムオン=ヨワシ
といった感じ。シャンデラが抜けて高く、次いでドサイドン、あとはそこまで差はない。全然選出できないポケモンがいなかったのは良かった。
† 重いポケモン †
・ウオノラゴン
非トリル時に有利なのがナットレイだけなので選出を歪まされる。トリルを枯らされた後に出されると非常に苦しい。シャンデラとブリムオンを両選出してトリルの張り直しを狙いたい。
トリルもダイマックスもこいつ1匹で枯らされる。勘弁してほしい。
・タスキギルガルド
いたらほぼ初手に来る。シャンデラ、ブリムオン共にトリルを張る以外何もさせてくれないので、強制的に後発トリル展開をしなければならない。
その他にカビゴン・ブラッキー等、高耐久で倒すのに時間がかかる上にあくびを入れてくるポケモンも厄介。ただ絶対無理!!っていうポケモンはいないので、頑張ればなんだかんだでなんとかできる(語彙力)。
† 所感 †
環境への刺さりはなかなか良かったと思う。当初の予想通りダイジェットやスカーフで素早さを上げてくるポケモンが蔓延しており、トリルがかなり機能していた。トリルエースたちがトップメタに軒並み強いため、ポケモン自体も良く刺さってた。壁+キッスなんかにはほぼ勝てた(耐久振り弱保草技持ちキッスだけはきつい)。
つらかった点は、誰もがダイウォールで時間稼ぎをしてくる点。先述の通りトリルが切れた後に出す高速アタッカーを1体入れたいが、良いポケモンが思い浮かばなかった。
また、全員鈍足で被弾回数が多い、命中不安技が多い、ネギの性能が気分次第、と運負け要素が多い。みっともない愚痴だが、一時期異常に運が悪く、1日で500位から10000位まで叩き落とされたことがある。10000位下の王者の印チラチーノに、ロックブラストでナットレイが5連続で怯まされた時は震えが止まらなかった。
扱いやすさとしては普通くらい。やることが決まってて単純ではあるのだが、トリックルームとダイマックス、2つのターン管理を同時にしなくてはならず、かつどっちもカツカツなので大変だった。
ただ、使ってて楽しい構築だった。逆張りオタクなので変わったポケモンや構築を使うのが好きで、トリルパ自体も環境に多くなく、ヨワシやネギガナイト等あまり見かけないポケモンを使えて楽しかった。トリルを使うのは初めてだったので、もっとプレイングを磨けば2桁も目指せるんじゃないかと思う。
† 最後に †
新作最初のシーズンということで、めっっちゃ楽しかった。S1からレート戦をするのは人生初で、新ポケモン・戦術を開拓していくワクワク感がたまらなかった。また、環境の流行り廃りが激しく、常に新鮮な気持ちでプレイできた。あまりにも楽しくて、意識して頑張ったわけでもないのに対戦数が今まで1番多かった。それゆえ僕が知ってる範囲でのyoutuberとも結構当たった。戦績は以下の通り。(以下敬体)
VSペリカン 負け
USUMでも一度マッチングしたことがあるお方。信者レベルで好きなので戦えて感激。年越しの瞬間はペリカンさんの生配信に参加してました。
VSライバロリ 勝ち
バロリさんともUSUM以来当たるのは2回目。その時も勝ったのでもう確実に僕の方が上ですね← めっちゃいい試合だったのに動画化はされませんでした。悲c。
VSラブリィ 1勝1敗
ラブリィさんとは初めての対戦。100勝RTAをされてる時に2度マッチングした。24時間ぶっ通しで対戦してるのにプレイングが的確なのがさすがでした。
最後に、ここまでこのゴミみたいな駄文を読んでくれた方、今シーズン対戦させていただいた方、そして頑張ってくれた私のポケモンたちに最大限の感謝を。本当にありがとうございました!!ばい!
第5回真皇杯 東北地区予選 オフレポ
はじめに
たくらふです。第5回真皇杯東北地区予選のオフレポになります。
今大会ではシーズン14で使用した構築をそのまま持ってきました。
パーティ紹介はこの記事ではしませんので、よかったらリンク先をご覧ください。
パーティ紹介をせずに何をするんだというと、オフに参加するにあたりある作戦を試み行っていたのでそれを書きます。あとただの感想。
大した中身には絶対になりませんが読んでいっていただけると嬉しいです。以下常体。
今大会の作戦
・「動揺の3段構え」!!!
初めてのオフイベント参加となった今回、使うパーティは悩んだが、今までで1番最高レートの高いジャロゴーリ偽装を持ってくことにした。ブログで公開してはいるもののオフ初参加だしバレることはないだろうということで。
このパーティは偽装構築だけあって地雷ポケモンが多い。地雷を踏んだ時相手はかなり動揺するはず。これをオフで使うにあたり、さらに対人コミュニケーションを用いて相手の心をコントロールすることができないかと考えた。そこで今回私が仕掛けた作戦が、名付けて「動揺の3段構え」である。
まず最初に全力で陽キャを装う。ポケモンをガチでやっている人の93.75%はどうしようもない陰キャのオタクである。まず自分がそうだし。その方々に陽キャの振りをして話しかけ、「やべ、なんか絡まれた」と動揺を誘う。
ガンガン人に話かけ、相手に自分を陽キャだと勘違いさせる。具体的にはラティハッサムやバシャテテフを使ってそうな人をイメージして振舞ってた。しかし実際に使うポケモンはジャロゴーリという超害悪ド陰キャポケモン。そもそも陰陽関わらずオフでジャロゴーリを持ってくるなんて神経が腐ってないとできない。よって見せ合いの時に相手は動揺する。
さらに対戦で出てくるのは地雷ポケモンたち。オニゴーリは初手から来るしさらにメガシンカまでしちゃうし。更なる衝撃に相手は動揺どころか気が動転、敗北する。これが「動揺の3段構え」作戦である。
結果と誤算
結果を先に言うと3勝2敗、グループ2位タイだったがオポネントにより予選敗退となった。言うまでもなく「動揺の3段構え」作戦は失敗したのだが、これにはいくつかの誤算があった。
まず参加者に陰キャがいない。大会の最初に参加者全員が自己紹介をするのだが、みーーーーーんな面白い。誰がしゃべっても会場は大爆笑。なんでそんなユーモアあるのにポケモンなんかやってるんだとか思ってしまった。さらに自分が自己紹介をする時、ウケをとるためにジャロゴーリを使うことを喋ってしまい、自らの手で作戦を破綻させた。これは誤算というか単に自分がバカだった。
もう1つの誤算として「想像以上に勝ってしまった」ことである。午前に予選3試合を消化し、なんと3連勝。あと1勝で決勝行き確実となった。「初めてだし1勝できればいいや」と思ってた私は完璧に調子に乗り、お昼休みにはウッキウキで妹と父にラインで戦況報告してた。しかし午後の2戦は2敗。そんなに刺さってもないのに使いたいからという理由でオニゴーリを選出し、まったく活躍させてあげられなかった。特にせさるさん戦では勝気ミロカロスがぶっ刺さってたのに選出しなかったのを帰りのバスでめちゃくちゃ後悔した。
感想と〆
というわけで私の初オフ大会は予選敗退という結果に終わった。なまじ惜しいとこまで勝ってしまったためとても悔しい。しかしそれ以上に楽しく、素敵な思い出になった。初参加のため当然知り合いは誰一人としていなかったが、話す人みんな良い方ばかりで新参者の私に優しくしてくれた。
そして、顔を合わせてポケモンをする楽しさを久しぶりに感じた。目の前に対戦相手がいることによる緊張感、喜怒哀楽のリアクション、対戦後の握手など、同じ空間で戦わなければ味わえない楽しさがあった。今までずっと部屋にこもってレート戦ばかりしてきたが、これからは積極的にオフイベントにも参加しようと思う。以下再び敬体。
というわけでオフレポはこんなところになります。最後に、第5回真皇杯東北地区予選の運営の皆さん、私とお話ししていただいた参加者の皆さん、このゴミみたいな駄文をここまで読んでいただいた方、本当にありがとうございました!!!またどこかでお会いした時にはよろしくお願いいたします。ばい!
【ポケモンUSUM】S14使用 ジャロゴーリ†偽装†対面構築【最高最終2012】
はじめまして。たくらふという者です。TNつかさでポケモンをやってます。
S14お疲れさまでした。今シーズンで初めてレート2000超えを達成したので、記念に構築記事を書くことにしました。記事を書くのは初めてなので、見にくい部分がありましたら申し訳ございません。
最高・最終レート2012 (279位)
目次
† パーティコンセプト †
・誘って倒す!
このパーティと戦う視点でお考えください。選出画面、この6匹を見たらどんなパーティだと思いますか?
「ジャローダの へびにらみ or オニシズクモの ねばねばネット からオニゴーリを展開してくるクソ害悪パ」
...こんなところでしょうかね。こう考えてくれた時点で、すでに罠にはまってます。
では具体的にどんな選出をしますか?
「初手に電気タイプを出そう!ジャローダの へびにらみ は効かず、オニシズクモにも強い!電気の一貫もめっちゃ取れてる!」
「初手にボーマンダを出そう!ジャローダもオニシズクモも倒せるし、相手のメガ枠のバシャーモにも強い!」
...ドーンだYO!!
初手に電気タイプもしくはボーマンダを誘い出させる、それがこのパーティの狙いです。
では誘い出したポケモンをどうやって倒すか、個体紹介と併せて解説していきます。以下常体。
† 個体紹介 †
オニゴーリ
持ち物・・・オニゴーリナイト
特性・・・せいんりょく→フリーズスキン
性格・・・ようき
実数値・・・155-172(252)-100-x-101(4)-167(252)
ただのぶっぱ
構成技・・・おんがえし こおりのつぶて じしん だいばくはつ
本パーティ唯一のメガ枠にして最大の地雷。先発で出し、誘った電気タイプを倒すのが主な仕事。具体的にはカプ・コケコ、ボルトロス、サンダーあたり。まもる警戒だと思うが、Zをぶっ放されることはあまりなかった。
他にはムラっけオニゴーリ対策として、滅びメガゲンやジャラランガもよく出てくるが返り討ちにできる。
初手に誘ったポケモンを倒し、数的有利を取った後、状況を見て だいばくはつ で退場、というのが理想のムーブ。スキンだいばくはつの威力は驚異の450で、H振りテッカグヤくらいなら軽々飛ぶ(116-137%)。テッカグヤついでに言うと、テッカグヤのヘビーボンバーはメガオニゴーリに対して威力60。一発は耐えるので、早まって爆発して まもる を合わせられないように注意。
実数値を見ると、ほんとにメガシンカしてるのか?ってほどに弱い。コケコもゲンガーも じしん 1発では落とせないし、ちょっとでもAに振られればボーマンダの すてみタックル で落ちる。しかし実際に使ってみると、面白いほど選出誘導が決まり大暴れしてくれた。選出率も悪くなく、選出時勝率はパーティトップ。
これまで「クソ顔面」と忌み嫌っていたこのポケモンも、今では愛らしく見える。今シーズンの相棒だった。
NN:デスウォール
選出率:4位(53.4%) 選出時勝率:65.9% 先発率:93.6%
ミロカロス
持ち物・・・とつげきチョッキ
特性・・・かちき
性格・・・ひかえめ
実数値・・・201(244)-x-100(4)-151(140)-156(84)-106(36)
HD:無補整C252アーゴヨンのC2↑Zりゅうせいぐん 84.1%~99.0%
無補整C252カプ・コケコのフィールド眼鏡10まんボルト 71.6%~84.6%
S:S1↓最速霊獣ランドロス抜き
構成技・・・なみのり こごえるかぜ めざめるパワー(炎) ミラーコート
本パーティの嫁枠。初手に誘ったボーマンダに合わせることで かちき を発動させることができる。めざ炎を覚えさせているため、マンダナットの並びはこの娘1匹で壊滅させられる。
とは言っても先発で対面したボーマンダはだいたい引いていく。こっちはサイクルを回せるパーティではないので、相手の後続をこちらのエース圏内まで押し込むのが主な仕事だった。
また、特殊耐久がほんとに化け物レベルで、この娘でも誘った電気タイプをミラーコートで倒すことができる。カプ・コケコのデンキZを耐えた時はおしっこが漏れた(中乱数56.3%)。
先発襷ランドを意識してSに振っているが、このパーティには1度も出てこなかったためBに振ったほうが良いかもしれない。そうすれば特化メガバシャーモの とびひざげり や、特化メガボーマンダの すてみタックル を確定で耐えられる。
実はこのパーティはミロカロスを使いたくて組み始めたパーティである。構築経緯としては「ミロカロスを使いたい」→「ミロカロスと見た目の相性が良いからジャローダも使いたい」→「ジャロゴーリ偽装が面白そう」の順である。しかしオニゴーリやオニシズクモと役割がやや被り気味で、選出率は高くなかった。ただめちゃくちゃ優秀なポケモンなので、ぜひ使ってみてほしい。
NN:ペルシャ
選出率:5位(19.3%)
ジャローダ
持ち物・・・ゴツゴツメット
特性・・・あまのじゃく
性格・・・おくびょう
実数値・・・179(228)-x-116(4)-97(12)-117(12)-181(252)
H:奇数
BD:ダウンロード対策
S:最速
構成技・・・リーフストーム こうごうせい リフレクター ちょうはつ
選出誘導枠その1にしてちょっとだけ地雷。起点づくり要因だと思わせておいてゴツメジャロ。パーティにいるだけで大きな仕事をしているが、選出した時もしっかり活躍してくれた。主にミミッキュ、メタグロス、キノガッサ、耐久ポケモンの相手をしてもらった。特に受けループに対しては非常に強い娘で、相手のメガゲンガーをこっちのメガオニゴーリで倒せれば、もうジャローダは止まらない。
選出率は最下位だが、パーティコンセプトからしてなくてはならない存在。あとミロカロスとの並びがはちゃめちゃ綺麗で気に入ってる。
NN:ソフィア
選出率:6位(15.9%)
バシャーモ
持ち物・・・きあいのタスキ
特性・・・かそく
性格・・・むじゃき
実数値・・・155-151(84)-90-162(252)-81-134(172)
C:ぶっぱだがこれで無振りメガメタグロスが だいもんじ でぴったり確1
S:S1↑で最速130属抜き
構成技・・・だいもんじ とびひざげり めざめるパワー(氷) かみなりパンチ
厳選するのが面倒で、この娘だけゴージャスボールじゃない。そんな百姓出身の彼女だが、本パーティのエースにして地雷その2。べらぼうに強かった。選出段階でメガ枠がこの娘に見えるので、ガチ両刀襷バシャーモが通りに通りまくった。ボーマンダを1番倒したのもこの娘だった。
技構成に関して、かみなりパンチ の実用性を疑うかもしれないが、とても有用だった。他のポケモンで削った水タイプにとどめを刺したり、命中安定技として使ったり何かと便利だった。カプ・コケコがよく選出されるため、フィールドにタダ乗りできることも多かった。
1番褒めてあげたいところは自覚の高さ。メインウェポンが命中不安2つだったが、「ここで外したら負け」という場面はことごとく当ててくれた。その分「当てたところで負け濃厚」という場面で技を外し、運を上手いこと収束させていた。素晴らしき雑草魂。本パーティMVPは間違いなくこの娘。
NN:トゥーナ
選出率:1位タイ(78.4%)
ミミッキュ
持ち物・・・ゴーストZ
特性・・・ばけのかわ
性格・・・いじっぱり
実数値・・・131(4)-156(252)-100-x-125-148(252)
ただのぶっぱ
構成技・・・シャドークロー じゃれつく かげうち つるぎのまい
7世代最強のポケモンにして本パーティもう1人のエース。スタンダードなASゴーストZミミッキュ。説明不要の強さ。
じゃれつく はしっかり当ててくれたし、同速勝負にもよく勝ってくれた。
対戦での性能を抜きにして好きなポケモン。第8世代では弱体化されるそうなのだが、よほどのことがない限り使ってあげたいと思う。
NN:ピコ
選出率:1位タイ(78.4%)
オニシズクモ
持ち物・・・こだわりハチマキ
特性・・・すいほう
性格・・・ゆうかん(ギルガルド意識)
実数値・・・175(252)-126(196)-120(60)-x-152-55
HB:無補整A252メガルカリオのインファイト超低乱数2発(1.2%)
構成技・・・アクアブレイク きゅうけつ どくづき どくどく
本パーティの選出誘導枠その2にして地雷その3。起点づくりに見せかけた脳筋オニシズクモ。狙い通り ねばねばネット 読みの ちょうはつ や、ミラーコート警戒の積み技を使われることが多く、超火力のアクアブレイクで敵を粉砕してくれた。 この娘も特殊耐久が高いため、Zじゃなければ電気技を耐えられる。
技構成に関しては、使う技のほとんどがアクアブレイクで、きゅうけつ と どくづき はたまに撃つ程度。どくどく はカビゴンが重めなので採用したが、1度も使わなかったので要件等。
本パーティで最後に入ってきた娘だが、先に紹介した5匹では重めのゲッコウガ、リザードン、カプ・テテフ、バシャーモ、ルカリオに強いうえに、パーティコンセプトともばっちり合った神ポケだった。
NN:マフェット
選出率:3位(54.5%)
† 選出 †
基本選出は特に決めていないが、
が多かった。
電気タイプが見えたらオニゴーリ先発、
リザテテフ、ルカリオ軸にはオニシズクモ先発、といったところ。
上記の要素が複数含まれているパーティには適当にノリで決めていた。
先述の通り、メガゲンガーさえ倒せればジャローダで全抜きできる。
† 重いポケモン †
鬼やばい。バシャーモで倒すか、ミロカロスでヤンキーめざ炎をかますしかない(通ったことはない)。幸い全然遭遇しなかった。
画面に見えた瞬間嘔吐。からをやぶられたらほぼ止められない。幸いこいつも全然遭遇しなかった。
画面に見えた瞬間吐血。トリックルーム貼られるとどうしようもなくなる。幸い1度しか遭遇しなかった。
...というように、こいつらには「マッチングしない」ということで対策できていた。ポケモンなんて結局運だよなぁ!?
ヒートロトムも重めだが、頑張ればなんとかなる(適当)。ドヒドイデも勝てるのがジャローダしかいないためキツいのだが、ジャロゴーリだからか選出はされなかった。
† 所感 †
とにかく使ってて楽しいパーティだった。自慢の地雷ポケモンたちが、強烈な選出誘導もあり面白いほど通る。こちらの勝ち筋は相手には見えていないため、難しい読み合いをする場面も少なく、実力も知識も足りていない私を勝たせてくれた。
このパーティの1番の弱点は、「再戦」である。ネタがバレたら本当に弱いので、できるだけアクティブ人口の多そうな時間帯にプレイすることを心掛けた。
もう1つ弱点として、相手プレイヤーの技量にかなり依存することである。どんなに選出誘導をかけても、相手はあくまでも人間なので、たまには予想外の選出や動きを取られることもある。そうなるとそこから立て直すのはかなり難しい。特に低レート帯では「普通のジャロゴーリならハメれてるんだが!?!?」みたいな選出をされることもよくあるので、他のパーティである程度レートを上げてから使ったほうが良いと考えた。以下再び敬体。
† 最後に †
人生で初めてのレート2000超え達成ということで、非常に思い出深いシーズンになりました。レート最終日の夜は、気合いを入れるためYシャツを着て、ネクタイを締め、ジャケットを羽織り、ワックスをガチガチつけてポケモンに臨みました(本当)。そして何より戦ってて楽しいシーズンでした。 レート1500代からトップメタまみれの現環境で、奇をてらったパーティを使い勝っていくのは爽快でした。次回は自身のプレイスキルを磨くためにも、できるだけ正統派なパーティを使いたいと思います。
また、4/1の朝、配信をしていた某有名実況者Rイバロリさんとマッチングしました。アーカイブが残ってるのでよかったら見てみてください。
ここまで読んでくれた方、今シーズン対戦させていただいた方、そして頑張ってくれた私のポケモンたちに最大限の感謝を。本当にありがとうございました!!